マニア必見! / 目玉監的壕 / 南砺に残る珍しい戦時中の指定文化財 / 飛行機の発着場もあったんだって!
立野原射撃場は、旧帝国陸軍の中でも最精鋭と謳われ「武兵団」の呼称をもつ金沢第9師団(従軍された方は「くしだん」と呼んでました)
の山砲第9連隊の射撃場として、明治の30年代に接収された場所です。名前の由来は接収にあたり全戸移住を余儀なくされた
立野新部落からきていると言われています。戦争の拡大と共に砲兵だけでなく他の兵科にも使用するために用地も拡大されて
180万坪となり、全国屈指の演習場となりました。また、野沢部落の付近には民間機、軍用機の発着を見た、との記述もあり
米軍の資料にも3か所のランディングエリアがあると記録されていた程の広大な敷地です。
戦後、立野原演習場は復員者を中心に開拓が進められ、観光農業としてのイチゴ狩りも盛況となった歴史があります。
近年、千葉の秋水ロケット燃料基地等でも文化財の指定に向けた取り組みがおこなわれるなど、大戦中の遺構も文化財に指定しようという
動きが広がっていますが、この目玉監的壕は、全国でも珍しい大戦中の施設の文化財指定の先駆けです。
目玉監的壕は、見晴らしの良い大地の開けた場所に建造されています。
近くに寄るとべトンの塊が何とも言えない雰囲気をかもし出しています。
文化財を説明する表札には、昭和3年に改修されたと記載されていますので築後80年は経過しているようで劣化も進んでいます。崩れ落ちた外壁の内部を眺めると
鉄筋とかは使われていないようです。
何だか、映画の1シーンを見ているような錯覚に囚われます。
立野原演習場では、終戦に伴い陸軍第6技術研究所高岡出張所が毒ガスのイペリット800kgを焼却処分したとの記録が残っています。
参考資料:
福光町史 下巻(福光町史編纂委員会、1971年8月21日発行)
立野原開拓入植50周年記念「ふりかえる50年」(森田貞數、平成6年7月発行)
茶羅会だより15号
環境省PDF://www.env.go.jp/chemi/gas_inform/sonota_singi/gas/12/mat05-04_r22_takaoka.pdf
昭和12年12月序列
山砲第9連隊(金沢)3個大隊・九四式山砲36門
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