世界コンクール連続金賞の蔵! / 煌きの酒・羽根屋! / 目指すところは?
6月6日に寺島酒店の寺島圭吾さんにお誘いいただき
羽根屋(富美菊酒造)
http://www.fumigiku.co.jp/
の見学に行ってきました。
大正5年創業で、社名は「菊のように美しい酒」が由来だそうです。
4代目の羽根敬喜さん自らの案内です。
最初に「原料処理場」を見ました。
前回訪れたときは洗米の最中で、その時は、すべての米を手洗いされていました。
次は2階にある「製麹室」です。(せいきくしつ?せいこうじむろ?)ご存じの方、読み方お教え下さい。
内部は綺麗な杉板張りです。
出来上がった麹には日付が記載されています。
手にとって食べてみると、とても甘くて美味しいです。
「大吟醸の仕込み室」は冷蔵設備で管理された清潔なプレハブです。
四季醸造の際もここを使用するのだと思います。
冷房費とか大変だろうな~と「つい思ってしまいました。」
最後は昔ながらの「醗酵室」に案内していただきました。
開放タンクがずらりと並んでいますが、足場が整えてあるので怖くないです。
中の様子を見せていただくと、フレッシュな香りとともに、まだプチプチと音を立てて動いています。
社長みずから醗酵中のタンクの中から柄杓にすくって味見をさせてくれました。
2日位仕込みの日が違うタンクを比べさせていただきましたが、味は大きく違います。
日々、変化していく様子が実感できました。
最後に事務所で解説をしていただきました。
2017年のIWCで金メダルを受賞した「純米大吟醸スパークリング」もありました。
まだ、発売日は未定だそうですが、1タンクあるので近日中に販売するそうです。
飲みきりせずに1週間位後でも、炭酸はなくなりますが、美味しくのめるそうです。
ちょっと意外だったのは、自分たちのお酒を飲むのにワイングラスとの相性が良かったとの
ことで、異文化のグラスと日本酒が融合できることは意外でした。
現在流通している羽根屋は開栓後3日目くらいが味のリが良くておすすめとのことで、
「なんか、赤ワインみたいだな~」と思いました。
飛ぶ鳥を落とす勢いの「羽根屋」ですが、ご説明の節ふしに自分たちの仕事に対する姿勢の厳しさや
常に消費者に目線を配った考え方と取り組みをしていることに、自分も見習わなければと感じました。
2017年6月6日