富山湾のカニ/わたりがに/ワタリガニ
漁期:ほぼ通年
主に30-50m位の浅い砂地で漁獲されるそうです。他にガザミとも呼ばれます。
名前の通り泳いで移動するので泳いでいるところを、主に刺し網で漁獲されます。
専用の目の粗い網や、ヒラメ用の3枚網と呼ばれる網でヒラメと混獲されたりもします。
滑川漁港では以前はたくさん獲れましたが昨年(2016)は1匹も獲れませんでした。
原因は乱獲や、ダム等の建設が原因で砂地が無くなったからとも考えれれています。
以前は夏の頃になると、寄り回り波で有名な高月地区でたくさん獲れたそうです。
現在は流通量の2割程度が近海産で他は中国・韓国産が多いそうです。
近年では栽培漁業もおこなわれているそう。
味噌汁や鍋に入れて出汁にして食べるのが定番です。
産卵期の内子が美味しいとされ茹でたり焼いたりしても美味しいです。
産卵期は獲れる場所によって違うようです。
新湊漁港では射水市漁業協議会(東海勝久会長)が
「越のわたり蟹」としてタグを付けてブランド化しています。