富山で休もう / 陶芸家「藤田貴士」の「器」と能作の「酒器」/ 富山県観光ポスター
過日、小杉・青井谷の 陶芸家 「藤田貴士」 さんがいらして、
富山駅の構内に張ってあるポスターの写真に
自分の作品が写っているのを見つけたと言って来ました。
そしたら、このポスターのことで、早く教えて欲しかったと
言われて、うっかりしていたことに気が付きました。
それがこのポスター。
このポスターは季の香の店内で撮影されたものですが、
写っている器は、
小杉の青井谷の陶芸家「藤田貴士」さんの作品です。
刺身皿や、ぐい飲み、平皿、大皿、手洗い鉢等
の多くの作品を料理に合わせて、登り窯やガス窯で製作していただいてます。
本物の土が持つ存在感は、やはり格別です。
北陸新幹線の開業に合わせて北大路魯山人の展覧会も数多く開催されていて、
料理と器が持つ美しさが素材の良さを更に引き出すのを再認識する機会となっています。
写真の刺身皿は登り窯の本焼きで粗い釉薬の乗りと波のような形状が海の幸を引き立てます。
カニの下の大平版は鳥の子色と墨色の対比が大海原を想像させます。
形も色も大きさも打ち合わせを重ねて製作していただいています。
用途に合わせて造るオリジナルの器の良さは、そのメッセージ性の高さにあります。