アラ(魚荒)/ 幻の超高級魚 / 食べたことある? / とてつもなく美味しいよ!
[魚]へんに[荒]と書いて「アラ」と呼びます。
専ら釣りで漁獲される根魚です。
鍋にして最高の美味しさの魚です。
標準和名が「アラ」です。九州のちゃんこ鍋で有名なアラは標準和名「クエ」という別の魚です。
魚の切り落としの「あら」と間違われますが、超がつく高級魚です。
あまりの美味しさと、遊魚での引きの醍醐味から乱獲されてしまい、
近年ではめっきり資源量が少なくなってしまい、最近は幻の魚になってしまいました。
重量単価では魚類の中では最高値のスーパー高級魚です。
狙わないと釣れませんが、狙ってもそうそう簡単には釣れません。
漁師さんも、釣れなければ収入ゼロになってしまうので、魚が釣れなくなる夏の頃に
遊びがてら狙うことが多いようで、夏場に大物を見かけることが多いです。
滑川では、刺網漁で上市川の沖合い100-150mの深さに仕掛けた1枚網で、
のどぐろと混ざって獲れることもありましたが、最近では数年に一度しか獲れないそうです。
本当に難しい魚なので、大物は北陸でも月に1-2尾くらいではないでしょうか。
皮つきのまま厚めに切って鍋で食べると、それは本当に最高の美味しさです。
一度は食べてみたい美食の王様です。
写真は能登沖・9.4kg超大物です。最大級のサイズです。
2014年7月3日