秋の彼岸と「あけび」 / 秋を感じさせる上品な甘味 / ツルは丈夫でザルや家具に利用するよ / 木通・アケビ / 南砺・山田村
アケビ(木通)は、ちょっと前までは山に行くと自生していましたが、最近は見かけることが少なくなりました。
大きな紫色の果皮が印象的な、日本に古くから自生している野草です。
あけびの実は熟すと果皮が大きく割れて中にある乳白色のゼリー状の果実が見えてきます。
果実は、ほんのりとした上品な甘さが他に得がたい味わいです。
また、果皮も塩もみして灰汁抜きをしてから焼き物、揚げ物、炒め物、煮物や蒸し物等に利用できます。
さらに、ツルは木通(もくつう)と呼ばれ薬草として利用される他、ザルや椅子等の家具や生垣等の材料に余すことなく
利用されてきて、信州の民芸玩具である「鳩車」は有名です。
大きな果皮は船に見立てられて秋の彼岸になるとご先祖様がアケビの船に乗って帰って来ると言われていて
仏壇にお供えしたりと彼岸料理として欠かせない地方もあるそうです。
富山では南砺市や山田村のものが時たま流通しています。
葉枝つきのものは、絵画の素材として人気がありましたが最近は見かけることが稀になりました。
2017年10月21日